自称コンサルの来る日が決まった 8

そんなある日、就労支援の作業プログラムの一環でコーヒーのパッケージを作る、というのをやろうということになったのだが、そこで実際に障がい者支援施設でそれをやって成功しているところがあり、説明を聞きに行こうとA女史と私のふたりで見学に伺った。

 

 

そこには複数の障がい者施設を経営しているという若いやり手の経営者が出迎えてくれて、ひと通り説明してくれたあと、ちょっとした世間話というか会話タイムとなったのであるが、この何気ない会話が私にとっては目から鱗の話の連続で、彼が一から立ち上げ、障がい者施設を運営するまでになったノウハウのようなものがぎっしり詰まっていた。

 

 

一例をあげると、利用者候補となる人を連れてくるのではなく、相談支援専門員のみに向けた見学会を実施、コーヒーのパッケージを作る体験会を開催する、というのがあった。なるほど、相談支援専門員自身が体験することで、同じ利用者候補の人に紹介するにしてもその熱量は確かに違うだろう。

 

 

現に持ち帰ってすぐに実行したところ、この見学会がきっかけで女性2名が新規で利用することが決まった。
そのうちの1名は後年、スタッフに採用した例の広告屋くずれの薄ら禿オジンとただならぬ関係となったようで今となっては思い出したくもないが、それでも集客という意味では効果があったのである。

 

ここではひとつひとつ詳細は書かないが、他にも沢山のノウハウを教えてもらい、まさかここでこんなサプライズのようなコンサルを受けるとは思ってもみなかった私は、A女史に「この人にこちらからお願いして正式にコンサルしていただいてはどうか」と打診した。

 

 

しかしA女史からは色よい返事は貰えず、彼女が言うにはなんでも「知り合いにもっと良い人が居る」とのことであった。

 

 

私も立場上それ以上のことは言えず、その「もっと良い人」と会う日を待つことにした。

 

そうこうしているうちに就労継続支援B型事業所<E>にもぽつぽつと見学や体験が入ってくるようになってきた。

 

そのA女史が推すコンサル、いや正確には自称コンサルがいよいよ来る日が決まったとの連絡があり、それは会話のニュアンスからさながら一か月目で結果を出さなかった無能な管理者に対する糾弾会が始まるような奇妙な感覚だった。

 


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