ストキャスティクスと%D、%K、%R

あまりにも相場が動かないので、今日はコーヒーブレイクでよもやま話をしてみたいと思います。

 

よくオシレーターの中で%何々という記号というか文字を見かけることがあると思います。

 

これだけで難しく思いがちですが、「%」自体にはあまり意味はなく、昔むかし、%Aから順番に%B、%Cとテストをしていったそうです。

 

私がテクニカルアナリストを取得した時に使用した教科書から抜粋してみますと

 

ストキャスティクスの父と呼ばれるG・レーン(GeorgeC.Lane192ト2004)は、1954年にC・ダイスタントが経営する投資教育スクール(InvestmentEducators)に加わり、エリオット波動原理の講座のグループと共に、様々な指標を考案してはテストし信頼性の乏しいものは破棄するという試行錯誤を繰り返していた。

 

 

信頼性が期待できる指標には、%A、%Bとアルファベットの名前をつけていき、結局28種類の指標を考案したが、

現存しているのは%D、%K、%R(ウィリアムズの%Rとして知られているもの)だけだという。

 

このように、ストキャスティクスはレーンが単独で開発したものではないが、普及に対する貢献は大きかったというのが、現在のレーンに対する評価である。

 

1957年に%Kオシレ一夕ーと%Dオシレ一夕ーの2本の線を用いる手法が発表され、ストキャスティックプロセス(StochasticProcess)と名付けられたが、現在、米国ではストキャスティックオシレ一夕ー(StochasticOscillator)という呼び名が一般的である。

 

 

日本では次に述べる2つの手法を総称してストキャスティクス(Stochastics)と呼んでいる。

 

 

当初の%Kと%Dの2本を使う方法は、鋭敏に反応してダマシも多く、初心者や中期投資には使いにくいため、1978年に%Kの代わりに%Dを、%Dの代わりに%Dの3日移動平均を使う手法が公表された。

 

 

これに伴い、オリジナルの手法をファストストキャスティックオシレ一夕ー(FastStochastic Oscillator)と呼び、新しい手法はオリジナルよりも遅行することからスローストキャスティックオシレーター(SlowStochasticOscillator)と呼んで区別している。

 

 

このうち、スローストキャスティックオシレ一夕ーの2本の線は、それぞれスローストキャスティック%K、スローストキャスティック%Dと呼ぶ。

 

 

ところが、スローストキャスティック%Kは、オリジナルの%Dと同一のものである一方、スローストキャスティック%Dは、オリジナルの%Dと別物ということで非常紛らわしい。

 

 

そこで、日本ではスローストキャスティックオシレ一夕ーの2本線を%D、slow%Dと呼ぶことが多い。

 

 

また、日本では単にストキャスティクスという場合、スローストキャスティックを指していることが多く、オリジナルの方をファストストキャスティクスと呼んで区別している。

 

 

この他、%K、%D、Slow%Dを同一チャートに描画する場合もあるが、この場合は、ファストとスローの両方のストキャスティックが一覧表示されていることになる。

 

 

熟練者がファストとスローの違いを比較しながら、短期と中期の両方の観点から相場を俯瞰したい時には便利だが、3本の線の相互関係を分析することになると同時に、%Kとslow%Dの交差が邪魔になるなど、初心者には難易度が高い。

 

なお、スローストキヤスティックの考案者について、レーンは名乗りを上げていないようで、誰が考案したか明らかではない。

 

 

 

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カテゴリ:テクニカル 

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